せり

●英名:Water dropwort
●和名:せり(芹)、水芹
●学名:Oenanthe javanica de Candolle
●科名:セリ科の多年生草本
●原産地:アジア
●主産地:日本、中国、台湾

 せりの原産はアジア一帯で、セリ科の多年草である。「春の七草」の一つであり、野生のものは水田などの湿地に群生している。
 市販されているものは、ほとんどが栽培種であり、自生のものと比べると草丈が長く、香味は弱い。
 せりの仲間に、猛毒をもつ毒ぜりというものがある。一見、せりととてもよく似ているため、注意が必要である。「5月のせりは食べるな」という言葉があるが、これは毒ぜりがこの時期に伸びるためである。毒ぜりはせりよりも大型で、茎の中が空洞になっている。

せりの香味

 葉、根、茎にせり特有の芳香がある。この芳香成分は若葉に多く含まれ、早春のものが最も美味しいとされている。

せりの利用法

■せりは加熱しすぎると、香味や歯触りが落ちるので、ゆで過ぎには注意する。
■軽くゆでて、おひたしや酢の物にして食べる。
■生の葉を、吸い物や雑炊などに散らしても風味を楽しめる。
■佃煮や鍋物に用いても美味しい。秋田のきりたんぽ鍋には、せりか欠かせない。

せりの薬効

■せりは、カルシウム、カロチン、ビタミンCなどが豊富である。しかし、栽培種(軟白栽培)によって、ビタミンの量が異なる。
■食欲増進、健胃、整腸、解熱、神経痛、リウマチ、黄疸などに効果を発揮する。